正しいダイエット

最初のオープンから20年以上が経ち、何かが足りないような気がしてきました。サロンが少し寂しく感じられました。なんだかサロンも社員も上品になりすぎて、お客様も社員も思っていることを国に出せないようなサロンになっているのではないかと心配になってきたのです。そして、二〇〇五年に「やせる専門店ミヽスパリダイエットセンター」をオープンしました。23年前の初心に戻り、痩せることに一直線のやせる専門店を作ったのです。また、私がその年の夏に身を切られるような体験をしたことも理由の一つでした。当時、16歳の娘に拒食症の傾向がありました。私は娘と一緒にカウンセリングを受けました。家庭環境に問題があったのか、過度のプレッシャーを与えているのではないか、日標が高すぎるために一番身近な体重という数字目標をクリアすることでまわりに認めてもらおうとしているのではないか……。私は悩みました。そして、カウンセリングに通いながら、娘を総合エステティックサロンのミスパリに通わせることにしました。ミスパリは18歳以上の女性が通うサロンですが、無理を言って通わせてもらつたのです。「正しいダイエットを教えてあげて」とスタツフに頼みました。スタッフの「かしこまりました」という言葉に、今までの緊張が緩み、私は救われる思いがしました。現代の若い人達は、素直で一途ないい子達が多いと思います。しかし色々なことに対して幅広い応用が効きにくく、何事にも一生懸命過ぎて視野が狭くなってしまい、ダイエットもやりすぎて、美しさや健康、心の豊かさをなくしてしまう人達が多いように思います。

 

私は自分と同じような辛い思いをしている母親達のために、十代の子供達にも対応できるダイエツトセンターを作りたいと思ったのです。たくさん食べさせて、たくさん運動をさせて、たくさん笑って、たくさん勉強もする。頭も体も育ち盛りの子供達に、正しいダイエットが指導できることを願っています。もちろん、ダイエツトセンターは子供達だけでなく、美しく健康的に痩せたいと願う全ての女性達の場所です。ダイエットのプロとして、栄養学やスポーツ科学、心理学などを身に付けたダイエットカウンセラー達が、優しく、明るく、元気よく、日標達成を手伝いながら、体重に囚われすぎないタフで健康的な体を作っていきます。また、あらゆる人に対応するために、センター、スポーツジム、宿泊施設、食品、機器などのダイエットに関するさまざまな開発も今後も行っていく予定です。ダイエツトセンターの最終目的は、痩せたいと願う多くの人達が利用できるように低料金で通えるシステムを編み出すことです。料金を安くするということは、ものすごい数のお客様に来てもらわなければなりません。そのことを頭において、日本中にファンを増やそうとしています。